
プロのヒーラー兼パティシエが、簡単で身体に優しいオートミールクッキーのレシピをご紹介します。バターと白砂糖は不使用です。くせになるサクサク&クランチーな食感です。ニュージーランドとオーストラリアでは、オートミールクッキーのことを「アンザック ビスケット(Anzac Biscuits)」と呼びます。
レシピだけで以下の以下についてもご紹介します。
- アンザック ビスケット(Anzac Biscuits)の由来
- クラッシックバーションとの違い
- ヴィーガン向け材料の代替 等
はじめに
チェルシア(Chelsea:NZ砂糖製造会社)のアンザックビスケット(Chelsea’s Anzac Biscuits)のレシピは、ここでご紹介するレシピほどにサクサク感はありません。しかし、それでもクランチーな食感があり、カフェで大人気でした。
- 参考サイト:Chelsea’s Anzac Biscuits | Chelsea (英語レシピ)
このレシピをヴィーガン向けにアレンジしています。砂糖もゴールデンシロップも代替し、チェルシア(Chelsea)さんの製品は使わないので、クレームが来るかも・・・。
サクサクな食感の秘密は、バターの代わりにココナッツオイルを使っているからです。ココナッツオイルの特性については、以下のブログ記事をご参照ください。
アンザックビスケット(Anzac Biscuits)の由来
アンザック ビスケット(Anzac Biscuits)とは、オーストラリアとニュージーランドで人気のあるオーツを使ったビスケットです。元々は、ANZAC(Australian and New Zealand Army Corps の略称)の兵隊さん用の非常食だったそうです。
ANZACとは、 第一次世界大戦時に結成されたオーストラリアおよびニュージーランド合同軍隊の意味で、両国とも、毎年、4月25日は、アンザック デー(ANZAC Day)という休日です。
クラッシック アンザック ビスケットとの違い
ニュージーランドとオーストラリアでは、微妙に「アンザック ビスケット(Anzac Biscuits)」が違うようです。今回のレシピは、チェルシア(Chelsea)で紹介している「クラッシック アンザック ビスケット(Classic Anzac Biscuits)」のレシピに、以下の2つを加えてあります。
- ヒマワリの種
- カボチャの種
なお、このビスケット生地は、冷凍保存できます。冷凍のまま、オーブンで焼けるので、時間がある時に、生地をまとめて作っておくととても便利です。
ヴィーガン向け材料の代替
厳密なヴィーガンは、バターだけでなく、砂糖を使えません(製造過程で動物を使用するため)。また、ゴールデンシロップも、砂糖の製造過程で出来るシロップなので使えません。
デーツシロップは、メイプルシロップよりも濃く、ゴールデンシロップに似た濃さなので代用しています。荒削りココナツを使用しているので、ココナツオイルとココナッツシュガーとの相性は抜群です。ココナツ好きな方にはたまりませんね。
- バター → ココナッツオイルで代用
- 砂糖 → ココナッツシュガーで代用
- ゴールデンシロップ → デーツシロップで代用
ヴィーガン アンザックビスケットのレシピ
ヴィーガン アンザックビスケットの材料
<ドライミックス>
○薄力粉(Plain or Standard Flour):1/2 カップ(125ml)
○荒削りココナッツ:1/2カップ(125ml)
○ロールド オーツ:3/4 カップ(188ml)
○ヒマワリの種+カボチャの種:1/3 カップ(83ml)
<ウエットミックス>
○ココナッツオイル:100g
○ココナッツシュガー:1/2 カップ(125ml)
○デーツシロップ:大さじ2杯
○ベーキングソーダ:小さじ1/2杯
○熱湯:大さじ2杯
ヴィーガン アンザックビスケットの手順
- オーブンを180℃に余熱する。オーブン皿にオーブンシートを敷く。
- 鍋にココナッツオイル、ココナッツシュガー、デーツシロップを入れて、木べらで混ぜながら、弱火で加熱する。均一に混ざったら、鍋を熱源から外す。
- ボウルにドライミックスを入れ、よく均一に混ぜ合わせる。
- ベーキングソーダに熱湯を加えて溶かした後、鍋の中に入れ、ドライミックスも加え、よく混ぜ合わせる。
- スープスプーンなどで生地をすくい、ボール状にオーブンシートの上に並べる。焼き上がると膨らむため、間隔を空ける。冷蔵庫で生地を冷やすと、ボール状に成形し易い。ミニマフィンの型に入れて焼いてもよい。
- オーブンで約12分間、または、黄金色になるまで焼く。焼き上がりは柔らかいため、あら熱が取れてから、冷却ラックへ移す。完全に冷めてから、密閉容器で常温保存する。

[ポイント]
アンザックビスケットの生地は、成形し難いので、左写真のように、ミ二マフィンの型に入れて焼くと、簡単に形良く仕上がります。
まとめ
プロのヒーラー兼パティシエが、簡単で身体に優しい自家製ヴィーガン アンザック ビスケット(Anzac Biscuits)のレシピの他、アンザック ビスケット(Anzac Biscuits)の由来、クラッシックバージョンとの違い、ヴィーガン向け材料の代替がについてご紹介しました。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
Tadashi