
今回は、ネットでフライトを予約した際の誤入力で巻き起こった一連の大変談のその1として、チケットを再発行してもらった経緯をご紹介します。当時、不慣れな英語を使い、かつ、見たこともない銀行小切手による返金が、難易度を高めました。
しかし、こうして、今、当時を振り返ると、その時も、目には見えない神聖な存在に、常に守られ、導かれていたのだと感じます。その頃の私は「自分は完璧」だと思い込んでいたので、私に己の未熟さに気づかせるために起こった出来事だと思います。
己の未熟さに気づき、それを認め、許し、愛する体験を重ねながら、他者の未熟さも認め、許し、愛させるようになるための過程なのかもしれませんね。何の問題も発生しなければ、全く気づかないまま、今世の人生を無駄にするところでした・・・。
かつて、フライトの予約は、航空会社か旅行会社に行くか、電話しなければなりませんでした。その際、必ずアルファベットで記載された名前がパスポートの記載と同じか再確認するように言われました。なぜなら、それが全く同じでなければ、搭乗できないからです。
最近は、ネットの普及で電子化が進行し、直前でも、海外へのフライトが予約できるようになり、とても便利になりました。しかし、個人情報を登録する際の誤入力は、致命的になりますね。以前、何かを登録する際、急いで入力したため、生年月日を誤入力してしまい、それを変更するのがとても大変でした。
その一連の出来事は、オーストラリアで暮らしている頃に発生しました。丁度、年末に日本へ一時帰国する予定だった年の11月でした。夜、仕事で疲れていたにも拘わらず、そろそろフライトを予約しなければ、空が無くなると思い、ネットで手続きしました。どうも、せっかちな性格のため、何でもすぐにやらないと気が済まないもので・・・。
翌朝、メールで電子チケットが届いていました。かつては、発券した紙チケットが手元に届くまで、数日は掛かっていましたから、便利になりましたね。念のため、記載の名前を確認して愕然としました。なぜか、家内の名前のスペルが1文字抜けていました。
もし、出発当日の空港まで気付かなかったら、危うく、家内が搭乗出来なくなるところでした。早く名前を変更しなければと気が焦ります・・・。名前の変更は、ネット上では出来ず、コールセンターへ電話しなければなりませんでした。
本人以外が電話すると話が余計に厄介なので、家内に尻ぬぐいをお願いしました。当時、家内は課題の締め切りに追われていて、とんだ迷惑だったと思います。それまで、ネットで予約する際は、家内と一緒に、何度も入念に確認していたのですが・・・。
その時、ブリスベン発で香港を経由し成田着の便を予約していました。香港と成田間は、別の航空会社によるコードシェアのため、コンピューターシステム上での名前変更が出来ませんでした。家内の予約を一度キャンセルして、再度予約を入れ直す必要がありました。
幸いにも、変更手数料は発生しなくて済みました。しかし、新規の予約はクレジットカードで支払い、キャンセルした分は後日に銀行小切手で払い戻されました。もし、最初にクレジットカードで支払っていれば、そのままカード会社を通して返金されたようでした。
しかし、当時のオーストラリアでは、クレジットカードで支払う場合、数十豪ドルの手数料が掛かったので、節約のため、「Bpay(ネットによる銀行振込)」で支払っていました。そのため、銀行小切手による払い戻しになりました。
この時、多少の手数料を払ったとしても、万一の時は、クレジットカードで決済した方が便利だと痛感しました。ただ、例えば、日本で発行されたクレジットカードで、日本円以外の通貨の支払いに使った場合、払戻金は、その通貨になるので、為替レートにより、日本円で決済された額とは異なります。
話が逸れましたが、新規予約の時は、クレジットカード払いでも手数料は上乗せされなかったので、有り難かったです。そして、後日、初めて銀行小切手というものがを手に届きました。困ったことに、現金化する手順の案内は一切ありませんでした。
とりあえず、発行元の銀行の窓口まで出向き、尋ねました。電話でも済むことかもしれません。しかし、元々、初対面の相手と電話で話すことは、日本語でも緊張するので、英語なら尚更、難易度が高くなります。
銀行口座を持っている銀行にその小切手を持参し、手続きすれば、通常、営業日の5日後、自分の銀行口座へ入金されることが分かりました。後日、無事に入金を確認できて、安堵しました。最近では、あまり小切手は見かけなくなりましたね。
今回は、ネットでフライトを予約する際の誤入力で巻き起こった一連の大変談のその1として、チケットを再発行してもらった体験をご紹介しました。しかし、出発当日の空港で、つぎなる「あり得ない状況」が待ち受けているのでした。その2へ続く。
[参考サイト]True-Story:フライトの予約ミスが招いた大変談 – その2 – 私の予約がない?
[参考サイト]True-Story:フライトの予約ミスが招いた大変談 – その3 – 返金小切手が届かない?
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
Tadashi