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外はサックとして、中はしっとりしたチョコレートブラウニーは、カフェの定番スイーツで大人気!
カフェでシェフ兼パティシエの頃、製菓作業に専念できるのは週1回でした。しかし、週末に完売することが多く、なかなか、生産が追いつかずに、嬉しい悲鳴をあげていました。その理由は、作り方だけでなく、こだわりの材料を使っていたからです。
途中でオーナーが替わり、経験のあるイギリス人シェフがヘッドシェフとして赴任してから、良質な材料を使うようになりました。この時、作り方を工夫するだけでなく、良質な材料を厳選することの重要性を学びました。
チョコレートは、Whittaker’s(ウィッタカーズ)というニュージーランドの会社が作る「72% Dark Ghana」で格別です。ココアパウダーは、Equagold(エクアゴールド)というニュージーランドの会社が作る「Premium Dutch Cocoa(100%ココアパウダー)」も絶品です。そして、バニラエッセンスも、「Equagold Pure Vanilla Extract」は香りが全く違います。
食べ物は、単に味覚だけでなく、視覚(鮮やかな色彩)や聴覚(カリカリやボリボリなど咀嚼する時の音)、臭覚、舌触りと、五感で楽しむものなのですね。以上のどれか1つが欠けても、美味しさは半減するものだと学習中です。
<Whittaker’s(ウィッタカーズ)のサイトはこちら>
https://www.whittakers.co.nz/
<Equagold(エクアゴールド)のサイトはこちら>
https://equagold.co.nz/
[材料(30cm×40cm型)]
<ドライミックス>
○薄力粉:3/4カップ(188ml)
○無糖ココアパウダー:1+1/4カップ(312ml)
○ベーキングパウダー:小さじ2杯
<チョコミックス>
○無塩バター:400g
○ダークチョコレートピース:400g
<エッグミックス>
○グラニュー糖:3カップ
○卵:8個
○バニラエッセンス:大さじ2杯
[器材]
ブラウニー型(30cm x 40cm)、ベーキングラック、パレットナイフ、ベーキングシート、ボウル、泡立て器、鍋、ゴムベラ、ふるい、計量スプーン、計量カップ、はかり 等
[手順]
- オーブンを160度に熱し、ブラウニー型に薄く油をスプレーし、ベーキングシートを敷く。
- ボウルにバターとチョコレートを入れ、湯煎にかけてゆっくり溶かす。電子レンジや直火を使うと、コンパウンドチョコレート*1の場合、分離する原因となる。(*1:安価な植物性脂肪で高価なココアバターを代用したチョコレート)
- 別のボウルにドライミックスをふるい入れ、乾いた泡立て器でよく混ぜ合わせる。
- 別のボウルにグラニュー糖を入れ、塊がないように泡立て器で混ぜる(ふるいを使ってもよい)。1つ1つの卵を別の器に割り入れてからボウルの中に加える(万一、傷んだ卵が紛れ込んでいる可能性もあるので、面倒でも、1つ1つ)。泡立て器で、白くもったりするまで、撹拌する。バニラエッセンスを加える。
- 「4.」のエッグミックスに、「2.」を少しずつ加えながら、泡立て器で混ぜ合わせる。最後に、ゴムベラを使って、「2.」のボウルに残っているチョコミックスを全て加え、均一に混ぜる。
- 「5.」のボウルの中に「3.」のドライミックスを入れ、ゴムベラを使って、底からすくいあげ、左右に振る動作を繰り返しながら、均一に混ぜ合わせる。混ぜ過ぎは、グルテンが形成され、ふっくらと仕上がらなくなる。
- ブラウニー型に「6.」を流し入れ、パレットナイフで均等にならし、160度のオーブンで、約50分焼く。焼き上がったら、ベーキングラックの上で冷ます。完全に冷えてから、食用ラップに包んで冷蔵庫で冷やす。
- 完全に中まで冷えたブラウニーを型から外し、熱湯に通した切れ味の良いナイフで切り分ける。
[ポイント]
- 焼き上がりは、チョコレートが溶けているため、生地はとても柔らかいが、冷めると丁度よい仕上がりとなる。焼きすぎると、中のしっとり感が失われる。
- オーブンによって、設定温度よりも高くなったり、低くなったりする場合があるため、少なめの時間で設定して、加減すると、焼きすぎを防止できる。
- オーブンから出したては、中央部が盛り上がっていても、冷めると中央部は多少凹む。冷蔵庫で保存(冷凍可)。食べる際、オーブンなどで軽く暖めると、外側がサクサクし、中がしっとりする。
- 上部に粉砂糖を振りかけ、無糖のヨーグルトかホイップクリームと、季節のフルーツを添える洒落たデザートに早変わり。
コツは、なかなか写真や文字では伝わらないので、将来的にオンライン教室などを開催したいと考えています。