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しっとり甘さ控えめのキャロットケーキ(クリームチーズアイシング)のレシピです。
試行錯誤の末、常連のお客さんから「Ponsonby*1(ポンソンビー)で一番美味しい」と好評を得るまでになったケーキです。スコーンやマフィンと同様、とてもシンプルなレシピですが、奥はとても深いです。
カフェを卒業する頃には、料理の合間を見ながら、週2~3回は作っていました。1日で完売することもありました。しかし、料理・製菓・製パンコースで習得した「mis enplace*2(ミザンプラス)」のお陰で、料理と製菓を円滑に行う工夫ができました。
<注釈>
*1:オークランドの中心市街地西側の外郭部にあり、Ponsonby Road(ポンソンビー・ロード)沿いの約1キロに形成される商店街でカフェ激戦区と言われている
*2:mis en place(ミザンプラス):フランス語で、料理などの下準備、下ごしらえ
[材料(直径26cmケーキ型)]
<ドライミックス材料>
○薄力粉:3カップ(750ml)
○重曹:小さじ3杯(15ml)
○ベーキングパウダー:小さじ1杯半(7.5ml)
○海塩:小さじ1杯半(7.5ml)
○シナモンパウダー:小さじ3杯(15ml)
<ウエットミックス材料>
○三温糖:1カップ半(380ml)
※ヴィーガン用は、甜菜糖などで代用可
○卵:4個
※ベジタリアン及びヴィーガン用は、ヒヨコ豆粉:大さじ8杯と水:大さじ8杯で代用可
○人参:中2本程度(360g)
○クラッシュドパインアップル:360g(汁は絞る)
○細断ココナッツ:1カップ半(380ml)
○米ぬか油:1カップ半(380ml)
<アイシング材料>※パイピングバッグに入れて1週間程度冷蔵庫保存可能
○無塩バター:50g(常温)
※ベジタリアン及びヴィーガン用は、ココナッツオイル(堅めのアイシング)などで代用可
○クリームチーズ:50g(常温)
※ベジタリアン及びヴィーガン用は、植物性で代用可
○粉砂糖:1カップ(250ml)
※ヴィーガン用の粉砂糖があるかは不明
○レモン汁:小さじ1杯(5ml)
<トッピング>
○ドライ・アプリコット:適量(ダイス切り)
○カボチャの種:適量
○荒削りココナッツ:適量
[器材]
ケーキ型(直径26cm)、ベーキングシート、ボウル(2つ)、泡立て器、ゴムベラ、計量カップ、計量スプーン、はかり、スプレー式食用油、スープスプーン、ティースプーン、食品用ラップ 等
[手順]
- オーブンを175度で余熱しておく。ケーキ型に油をスプレーし、底と側面にベーキングシートを敷く。ドライミックス材料をボウルに入れ、泡立て器で均一に混ぜる(薄力粉や砂糖などにダマがある場合は、ふるいにかける)。別のボウルに、砂糖と卵を泡立て器で混ぜた後、残りのウエットミックス材料を加えよく混ぜる。
- ウエットミックスが入ったボウルへドライミックス材料を振り入れる。ゴムベラで、底からすくい上げ左右に振る動作を繰り返しながら、混ぜ合わせる(混ぜ過ぎない)。
- ゴムベラで、生地をケーキ型に流し込む。ケーキ型の表面をゴムベラで均一に整える。175度のオーブンで約60分間焼いた後、ケーキ型の上下を天板の上で逆にして、更に165度で15分間焼く。竹串を刺して、先端に何も付かなければ焼き上がり。
- オーブンからケーキ型を取りだした後、あら熱が取れてから(すぐに取り出すと、型崩れする場合あり)、ケーキ型を外し、完全に冷める前に食品用ラップで包む(ケーキのしっとり感を保つため)。
- 常温に戻し無塩バターをフードプロセッサーに入れ、クリーム状にする。クリームチーズを加え、更にクリーム状にする。徐々に粉砂糖(事前にふるいにかけるとダマを防止できる)を加え、仕上げにレモン汁を加える。
- ケーキベースが完全に冷めてから、ケーキの上部にアイシングする。ドライアプリコットとヒマワリの種をトッピングした後、最後にココナツを振りかける。食品用ラップに包み、冷蔵庫でアイシングが固まってからの方が、綺麗に切り分けられる。
[ポイント]
- アイシングする前日にケーキベースを焼くことをお勧め。
- アイシングしたケーキは、冷蔵庫で約1週間保存可能。
- 基のレシピでは、甘すぎるので、砂糖の量を減らしている。しかし、減らし過ぎると、生地に焼き色が付かない。
- 生地を混ぜ過ぎると、中央部が凹む場合がある。
- ケーキベースは冷凍保存可能(乾燥しないように、食品用ラップでしっかり包む)。
- アイシングは、パイピングバックに入れ、冷蔵庫で冷やしておくと、アイシングしやすい。
- 側面までアイシングすると、味がしつこくなるので、甘さ控えが好みの場合、上部だけ薄めにアイシングする。
- 冷凍したケーキベースにアイシングする時は、冷凍庫から出してすぐにアイシングし、完全に解凍しないうちに切り分けると、綺麗に切り分けられる。
コツは、なかなか写真や文字では伝わらないので、将来的にオンライン教室などを開催したいと考えています。