Truth:蟻のようでいるとは?

Auckland(オークランド), New Zealand

(※2019年11月24日に旧ブログへ掲載した記事を移転しました)

サティヤ サイ オーガニゼーション ジャパンによる「今日の御言葉」の中に、平常心を保つための秘訣が蟻に例えてありましたのでご紹介します。

御言葉の中にある「砂」を「不平・不満」、「砂糖」を「感謝」に置き換えると、とても合点がいきました。また、「長所」と「短所」は表裏一体で、自分に好都合なことは「長所」と感じ、不都合なことは「短所」と感じるだけなのですよね。

また、「自分は完璧だ」と傲慢になり、自分の「短所」から目を背けている限り、相手の「短所」が許せなくなりがちですね。そして、「我慢」では長続きしませんから、我慢の限界を超えた途端、怒りが炸裂するか、心身のバランスを崩すか、時間の問題だったりします(幾度も体験済ですが・・・)。

全ての魂は、様々な体験を通じて成長するため、輪廻転生を繰り返しているそうです。しかし、感謝を忘れて、不平・不満ばかりの状態では、魂の成長は望めません。長い人生では、いくら一生懸命に頑張っても、辛い状況に追い込まれることもあります(過去世も含めて、幾度も体験済ですが・・・)。

これらの状況は、試練のように感じますが、後から冷静に振り返れば、実は、ただ、自らの魂を成長させる人生の流れに逆行していただけのことが少なくないと気づかされます。


サティヤ サイ オーガニゼーション ジャパン「今日の御言葉」(2019年10月27日)から引用

蟻のようでいなさい。
蟻は、砂と砂糖の混じったものを見つけると、砂糖だけを取り出して、砂を無視します。

他人の長所だけを見て、短所には目を向けないようにしましょう。
人々はあなたを批判したり、あら捜しをしたり、もっとひどい攻撃さえもするかもしれません。

しかし、平常心を保ち、そのような言葉を気にせずにいなさい。
それらのものは砂粒ですから、かかわらないことです。

           ― サティヤ サイ ババ
 セヴァ 真のボランティア P101

編集:サティヤサイ出版協会
発⾏:サティヤサイオーガニゼーションジャパン


結局は、「幸せ」も「不幸」も表裏一体で、全く同じ状況でも、自分がどこに焦点を当てるかで、「幸せ」にも「不幸」にも変わるものなのかもしれませんね。少なくとも、現時点で、互いの価値観の相違はあったとしても、共通の認識(自己信頼、信仰心、無私、全託、自愛)と目標(多くの魂を癒したい)を持つ相手と結婚できたことは、今世の自分にとって、最高の幸せだと今更ながらに感謝しています。

「不平・不満」は、自分の魂の未熟さゆえで、それよりも、感謝できることに着目した方が、得策だと頭では理解できるようになってきました。後は、自分の魂に響くまで、反復練習ですね。一方、そのような未熟な自分も、どなたかの「反復練習」のお役になっていると思えば、同じ発展途上の魂同士、助け合わなければと思えます。神聖な存在も、それを望まれているようですし・・・。

今回も最後までご覧いただきありがとうございます。

Tadashi


Tadashi

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