プロのヒーラーシェフ兼パティシエが、簡単に自家製できるサクサク食感のパイ生地(Short Paste)使用のキッシュ(Quiche:フランスの卵料理)をヒヨコ豆粉で乳菜食(Lacto-vegetarian)にアレンジしたレシピ、パイ生地の種類やフリッタータ(Frittata)との違いなどをご紹介します。
キッシュ(Quiche)は、フランスが発祥の卵料理です。甘くないタルトの型に溶き卵とチーズ、野菜・動物性たんぱく質などを流し入れ、オーブンで焼き上げた惣菜タルトです。海外のカフェやデリカテッセン(Delicatessen)では、通常、冷蔵ショーケースに並んでいます。
ちなみに、キッシュ(Quiche)に似たフリッタータ(Frittata)も一緒に並んでいる場合があります。こちらは、イタリア料理で、タルト型に入っていないキッシュ(Quiche)のような卵料理です。フリッタータ(Frittata)は、外側のパイ生地がない分、キッシュ(Quiche)と比べて、単調な食感になりがちです。
シェフ・パティシエ養成コースでは、以下に示す4種類のパイ生地について、理論と実技を習得しました。通常、キッシュ(Quiche)は、ショートペースト(Short paste, Pâte à foncer)が使われます。とても簡単な手順なので、市販品を使うよりも、自作した方が、安価で美味しいキッシュ(Quiche)が食べられます。
[参考文献]Practical Cookery, 12th Edition: For NVQ and Apprenticeships
https://books.google.co.nz/books/about/Practical_Cookery_12th_Edition.html?id=HP2lp6h3TrkC&redir_esc=y
もし、市販品を使う場合は、極力、脂分が100%バターの製品をお勧めします。Low Fat(低脂肪)で「健康志向」を売りにした製品もありますが、脂肪を減らしても「パイ生地」らしい食感を保つため、何らかの成分が添加されている恐れがあるからです。
以下のブログ記事でご紹介していますが、極力、天然な状態に近い食品を摂取することを心がけることが、体心魂に優しいと言えます。
[参考ブログ]True Story:花粉症が再発し、薬なしで治った体験談
ニュージーランドやオーストラリアのスーパーでは、上記の「1.」~「3.」の冷凍パイ生地が買えます。一方、日本では、「3.」の冷凍パイ生地しか見つけられませんでした。その国によって、売れる種類が違うのですね。
以下に、キッシュ(Quiche)で使うパイ生地(ショートペースト)の材料と手順をご紹介します。
小麦粉の計量は、お米用カップ(180ml)を使うと重宝します。1杯が約100gです。
○薄力粉(Standard or Plain Flour):200g(お米用カップ,180ml×2杯)
○無塩バター:100g
○冷水:30g
基本は、バターも小麦粉も冷たい状態で作業します。室温を下げるか、室温が低い時間帯に作業すると、簡単にサクサクなパイ生地が仕上がります。バターが溶けそうな場合は、慌てず、落ち着いて、冷蔵庫に入れて冷やしてから、作用を続けましょう。
以下にキッシュ(Quiche)の材料と手順をご紹介します。
○パイ生地(ショートペースト):上記参照
※残ったパイ生地は捨てずに、ラップして冷蔵庫で保存すれば、数日は日持ちします。上記分量のパイ生地で、直径20cmのキッシュ(Quiche)を作った残りで、直径10cmのタルトが2個作れます。以下に乳菜食チョコレートタルトのレシピをご紹介しています。
[参考ブログ]How-To:乳菜食チョコレートタルトのレシピ / 簡単パイ生地
○旬の野菜:適量
※新型コロナの影響で、買物頻度を減らしているため、ここでは冷凍野菜を使用
○ヒヨコ豆粉(Chickpeas Flour):1カップ(250ml)
○ガーリックパウダー:小さじ1杯
○オニオンパウダー:小さじ1杯
○海塩:小さじ1/2杯
○米ぬか油:大さじ3杯(45ml)
○水:1カップ(250ml)
○卸しチーズ:適量
焼き上がったキッシュ(Quiche)は、冷めても食べられるので、ピクニックやホームパーティに最適です。温め直して食べる際は、180℃のオーブンで、約10分程度、温めると、タルト生地の底の部分のサクサク感が復活します。
ショートペースト(Short paste)は、手順がシンプルなので、コツさえ掴めば、誰でも簡単に作れるようになります。カフェでは、市販のパイ生地を使っていました。そのため、パイ生地作りは、シェフ・パティシエ養成コースで習った数回の他、たまに自宅で作る程度でした。
以前、テレビの料理番組で、イギリス人シェフのジェイミー・オリヴァー(Jamie Oliver)氏が、バターの代わりにアボカドを使って、ショートペースト(Short paste)を作り、グリーンのタルトを仕上げていました。乳製品を食べない方に最適だと思いました。
プロのヒーラーシェフ兼パティシエが、簡単に自家製できるサクサク食感のパイ生地(Short Paste)使用のキッシュ(Quiche:フランスの卵料理)をヒヨコ豆粉で乳菜食(Lacto-vegetarian)にアレンジしたレシピ、パイ生地の種類やフリッタータ(Frittata)との違いなどをご紹介しました。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。
Tadashi
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